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敏感肌研究室

肌の働き

肌のターンオーバーとは?
ターンオーバー周期を整えて
肌荒れを予防しよう!

肌荒れ対策をする上で重要な、「肌のターンオーバー」について理解しておきましょう。今回は、ターンオーバーの仕組みのほか、肌荒れを防ぐ方法について紹介します。

1.ターンオーバーって何?

肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みを「ターンオーバー」といいます。肌(皮膚)は、表皮(ひょうひ)、真皮(しんぴ)、皮下組織(ひかそしき)の3つが重なってできていますが、ターンオーバーは肌の一番外側にある「表皮」で起こっています。

ターンオーバーの仕組み

表皮は、肌の外側から順に「角層(かくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」という4つの層に分けられます。
このうち、表皮の一番内側にある基底層でつくられた細胞が分裂して新しい細胞をつくり、少しずつ形を変えながら肌の外側の層に向かって押し上げられます。角層まで到達した細胞がやがて垢となって剥がれ落ちることで、表皮の細胞が生まれ変わります。

ターンオーバー 約4週間周期

約4週間かけて肌は生まれ変わる

健康な肌の場合、ターンオーバーは約4週間で起こると言われています。
まず、基底層にある「基底細胞」が分裂することで新しい細胞がつくられます。この細胞が角層に押し上げられるまでに約2週間かかります。その後、細胞が角層にとどまって皮膚を保護するのに約2週間、合計で約4週間かかります。

2.ターンオーバーの乱れは肌トラブルを引き起こす

角層では、細胞と細胞の間を、水分や細胞間脂質などの保湿成分が埋めています。しかし、ターンオーバーが乱れて細胞間脂質が不足すると、細胞同士のつながりが弱くなり、皮膚のバリア機能が低下します。その結果、外部からの刺激に敏感になったり、乾燥が進んだりして肌トラブルが起こりやすくなります。

  • <ターンオーバーを乱れさせる主な原因>

  • ・生活習慣の乱れ(睡眠不足、運動不足、栄養の偏った食事など)

  • ・紫外線

  • ・乾燥

  • ・間違ったスキンケア

  • ・加齢

3.ターンオーバーを整える3つのポイント

食事や紫外線対策、スキンケアの際は次のポイントを押さえて、ターンオーバーを整えましょう。

ターンオーバーを整える3つのポイント

Point1:粘膜や皮膚を健康に保つ栄養素を摂る

ターンオーバーの正常化に不可欠なのは、粘膜や皮膚を健康に保つビタミンB群です。ビタミンB群を多く含む次のような食材を摂りましょう。

  • ・レバー

  • ・ウナギ、カツオ、マグロ

  • ・卵

  • ・牛乳

  • ・納豆

  • ・乳製品

Point2:紫外線対策

紫外線により日焼けが起こると、肌はそのダメージを早く回復させようとするため、ターンオーバーが早まります。日常生活では日焼け止めを塗ったり、日傘やサングラスなどで肌に太陽の光が当たらないよう工夫することが大切です。
→紫外線対策のコツについて詳しくは「日焼け対策は万全?日焼け止めの選び方、対策グッズを紹介」をご覧ください。

Point3:正しいスキンケアを心掛ける

クレンジングや洗顔、保湿の際は、肌を刺激しないよう次の点に注意しましょう。

  • ・クレンジング
    肌にメイクが残らないようしっかり汚れを落とすことが大切です。強い力でこすらず、やさしく洗いましょう。

  • ・洗顔
    洗顔料をしっかり泡立てて、指先が直接肌に触れないように洗います。すすぎはぬるま湯を使って、すすぎ残しのないよう丁寧に洗い流しましょう。

  • ・保湿
    洗顔後はすぐに化粧水や乳液、クリームを塗って肌が乾燥しないようにしましょう。

→正しいスキンケアの方法について詳しくは「敏感肌の原因と正しいスキンケア方法とは?どんな化粧品を選べばいい?」をご覧ください。

くり返しがちな肌トラブル…。今回ご紹介した肌のターンオーバーを整える3つのポイントを、普段の生活に取り入れてみてください。

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