

かゆみ対策

かゆみ対策
肌がかゆくなって赤みやぶつぶつが出ると、原因が分からず不安に思う方もいます。今回は、かゆみの主な原因と、顔がかゆくなったときの対策について紹介します。
かゆみは、肌が何らかの異常を抱えているサインです。顔がかゆいとき、どのような原因が考えられるのでしょうか。ここでは、主な原因を5つ紹介します。
髪の毛や衣類が肌に触れたとき、かゆみを感じることがよくあります。こうした外部からの刺激がかゆみを引き起こす原因となっている場合があります。
また、肌を外的刺激から守る「バリア機能」が低下すると、ホコリや紫外線などの刺激を受けやすくなります。
誤ったスキンケアによって肌が乾燥すると、かゆみを感じるようになります。お手入れの際、次のようなことをしてないかチェックしてみてください。
・クレンジングや洗顔の際に肌を強くこすっている
・洗浄力の強い洗顔料を使用している
・1日に何回も洗顔する
・洗顔や入浴のあと、すぐに保湿をしない
これらに該当すると皮膚バリア機能が低下し、かゆみを感じる可能性があります。
蚊やノミ、ダニ、ハチ、クモ、毒蛾、毛虫などによってかゆみが引き起こされる場合があります。
かぶれは、肌に触れた物質による化学的な刺激や、アレルギー反応によってかゆみを伴う病気で、専門的には「接触性皮膚炎」と言います。
かぶれは大きく2つに分類されます。1つは強酸や強アルカリのように誰もが炎症を起こす物質による「刺激性接触皮膚炎」、もう一つはアレルゲンとの接触によってかゆみが引き起こされる「アレルギー性接触皮膚炎」です。
アレルギー性接触皮膚炎は人によってかゆみを引き起こす物質が異なり、汗や花粉、金属(メガネフレームなど)、化粧品、シャンプーなども原因となります。
虫刺されによるかゆみもかぶれに含まれます。
あせもや皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、蕁麻疹(じんましん)といった、肌にかゆみを生じさせる病気が原因となっている場合もあります。
肌がかゆくなったら、少しでも早く鎮めたいものです。かゆみを感じたら次のような方法で対策をしましょう。
まず注意したいのは、かゆくても肌をかかないようにすることです。かいてしまうと、かゆみが増したり、かゆい場所が広がったりして悪化する場合があります。
さらに、かくことで肌が傷ついて、感染症を引き起こす恐れがあります。かきむしると跡が残る場合もあるため、注意しましょう。
乾燥によってかゆみが生じている場合は、スキンケアで肌のうるおいを保つことが有効です。
クレンジングや洗顔は肌をこすらないように行い、保湿の際もやさしく化粧水や乳液、クリームをつけてください。
また、かゆみを感じてからではなく、日頃から保湿して肌バリア機能を高めることも大切です。過度な洗顔に注意し、洗顔や入浴のあとはすぐに保湿をしましょう。
→肌のうるおいを保つスキンケアの方法について、詳しくは「スキンケアアイテムの使用順を解説!朝と夜で異なるスキンケアの目的とは?」をご覧ください。
肌に触れていたものがかゆみの原因と考えられる場合は、取り除きましょう。例えば、特定の化粧品やシャンプーを使い始めてかゆみが起きたのであれば使用を中止し、変化があるか確認してください。
かゆみが頻繁に起こる、長引く、日ごとに悪化する場合は、我慢したり無理に自分で対処せず、早めに皮膚科を受診して医師の診察を受けましょう。
肌にかゆみを感じる原因はさまざまで、人によっても異なります。日頃からスキンケアで保湿するほか、ここで紹介した対策を試してみてください。