

くすみケア

くすみケア
「何となく肌が暗く見えるけど、これってくすみなのかな?」と疑問に思うことはないでしょうか。この記事ではくすみの種類と原因別の対策を紹介します。
肌本来の透明感や明るさ、ツヤが失われた状態を「くすみ肌」と言います。「いつもより肌が暗く、疲れて見える」「不健康に見える」といった状態はくすみ肌のサインです。
くすみには、主に4つの種類があり、自分に合った対策をすることが大切です。
乾燥によって肌のキメが乱れ、表面に凹凸ができると、光を均一に反射できなくなり、本来の明るさが失われてしまいます。また、肌が乾燥すると毛穴が開き、影をつくってしまうため、顔色が暗く見えます。
顔を洗うときに肌を強くこすったり熱いお湯ですすいだりする、洗顔のあと時間が経ってから化粧水をつけるなどの誤ったお手入れは肌が乾燥する原因になるので注意しましょう。
<次に当てはまるかチェック>
□肌が暗く見える
□肌がカサついたり粉をふいたりしている
□毛穴が目立つ
□小ジワが気になる
くすみが気になり、上のチェック項目で1つでも当てはまったら、肌の乾燥が原因かもしれません。
「スキンケアは手に力を入れずにやさしく行う」、「すすぎはぬるま湯を使う」、「洗顔のあとはすぐ保湿する」といった正しいケアを実践しましょう。特に乾燥しやすい頬などはコットンに化粧水を染み込ませてパックする方法もおすすめです。
→正しい保湿の仕方について、詳しくは「保湿の基本を押さえて正しくスキンケア」をご覧ください。
血液の流れが滞ると、肌に十分な栄養が行き届かず、老廃物が溜まってくすんで見えます。また肌の血色感が失われ、毛細血管が青く目立って顔色が悪くなります。
<次に当てはまるかチェック>
□肌が青く暗い印象
□目の下のクマが気になる
□冷え性
□顔や足がむくみやすい
くすみが気になり、上のチェック項目で1つでも当てはまったら、血行不良が原因かもしれません。
「軽いランニングやウォーキングなどで適度な運動を行う」、「入浴はシャワーで済ませず浴槽につかり体を温める」などの方法で血行促進を図りましょう。
紫外線によるダメ―ジを受けたり、スキンケアの際に肌を強くこすったりすると、肌を守ろうとして、黒い色素「メラニン」が大量に発生します。それにより、うまくメラニンが排出されず、皮膚のターンオーバーが乱れるとくすみになります。
<次に当てはまるかチェック>
□肌が茶・黒っぽい
□紫外線対策を忘れがち
□メイク落としや洗顔のときに肌を強くこすってしまう
くすみが気になり、上のチェック項目で1つでも当てはまったら、過剰なメラニン色素の発生が原因かもしれません。
紫外線対策として、肌が露出しないよう衣服や帽子で覆い、日焼け止めを塗りましょう。もし日焼けをしてしまったら、メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ美白ケアアイテムを使うと効果的です。
スキンケアの際は、肌を強い力でこすらないよう注意してください。
→正しい紫外線対策について、詳しくは「日焼け対策は万全?日焼け止めの選び方、対策グッズを紹介」をご覧ください。
肌のターンオーバーが乱れると、角質がうまく剥がれ落ちず表面に残ります。それにより、皮膚が厚く、硬くなることで肌の透明感が損なわれて、くすんでしまいます。
<次に当てはまるかチェック>
□肌がごわついている
□紫外線対策が不十分
□メイク落としや洗顔のときに肌を強くこすってしまう
□生活習慣が乱れている
□ニキビ・吹き出物が治りにくい
くすみが気になり、上のチェック項目で1つでも当てはまったら、古い角質がうまく剥がれていないのが原因かもしれません。
正しい生活習慣やスキンケアによって肌のターンオーバーを整えましょう。肌のターンオーバーを正常化させるビタミンB群を含む次のような食材を摂ると効果的です。
・レバー
・ウナギ、カツオ、マグロ
・卵
・牛乳
・納豆
・乳製品
→正しいスキンケアについて、詳しくは「スキンケアアイテムの使用順を解説!朝と夜で異なるスキンケアの目的とは?」をご覧ください。
くすみ肌は正しいスキンケアや生活習慣、紫外線対策を心がけることで改善できます。ここで紹介したケア方法を実践してみてください。