この季節に肌トラブルの原因としてあげられるのは、5月ごろから急増する「紫外線」や気温・湿度が高くなることで増える「汗・皮脂」など。
エアコンの効いた室内に長時間いると肌が乾燥したり、外との気温差によるストレスも肌の負担になるなど、夏は様々な要因により、肌トラブルが起きやすくなるので注意が必要です。
汗は体温調節、皮膚の保湿、皮膚を弱酸性に保つなどの働きにより体を守っています。
しかし、気温・湿度が高くなることで汗をかく機会が増えると、乾燥やかゆみ、赤み、ベタつきなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。
私たちの肌(表皮)の最も外側にある角層では、外からの様々な刺激を防ぎ、体内から水分などの大切な成分が失われるのを防ぐために【肌のバリア機能】が働いています。
夏の強い紫外線や汗、過剰に分泌された皮脂などの外的刺激を受けたり、エアコンやハンディファンの風により肌が乾燥すると【肌のバリア機能】が低下し、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。
UV剤や日傘などによる紫外線対策のほか洗顔、保湿に肌荒れケアをプラスしたスキンケアで肌のバリア機能を整え*、紫外線による肌トラブルを予防しましょう。
保湿ケアでは、日焼け後のほてりを防ぐ化粧品を用いることもおすすめです。
汗による肌トラブルを防止するために、汗をこまめにふき取り肌を清潔に保ち、洗顔やスキンケアをするときは肌をこすらないように気をつけましょう。また、保湿をしっかりと行い、肌のバリア機能を整える*ことが重要です。
毎日のスキンケアでコツコツとセラミドなど角層の保湿に必要な成分を補いバリア機能を整え*ましょう。
うるおい成分を与えた後はクリームなどでフタをして、うるおいを閉じ込める皮脂膜の働きを補いましょう。
下記の点に注意して肌に負担をかけないスキンケアを心がけましょう。
夏の肌ダメージでバリア機能が低下した肌は外的刺激に敏感になっているため、肌にやさしい低刺激処方(界面活性剤やアルコール、パラベンなどが無添加)のアイテムを選ぶことがおすすめです。
日焼け止めには「紫外線吸収剤を配合したUVカット効果の高いもの」や「敏感肌にもおすすめなノンケミカル*のもの」などがあります。
それぞれの特長を確認し、肌状態やシーンに合わせて選びましょう。
敏感肌の方や肌トラブルを繰り返す方は肌のバリア機能が低下しているため、汗をぬぐう、服がこすれるといった毎日のちょっとした刺激でも、肌トラブルが起きてしまいます。
肌荒れ防止効果のある成分(グリチルリチン酸2K、ε-アミノカプロン酸など)が配合されたアイテムで肌荒れを予防し、肌トラブルを最小限に抑えましょう。